
クリニック中野
クリニック中野は、小学校高学年のお子さんから
中学生、高校生、成人、高齢者までを対象とする、
訪問診療専門のクリニックです。
精神科専門医、精神保健指定医、総合内科専門医などの資格を持つ医師が、
精神面と身体面の両方を総合的に診療します。
症状が重い方や、さまざまな事情によって医療につながることが難しい方にも、
できる限り対応しています。
主に対応している疾患は、以下のとおりです。
・統合失調症
・双極症
・うつ病
・発達障害
・アルコール依存症などの依存症
・認知症
このようなお困りごとはありませんか
・ご本人が診療を拒否しており、どのように対応すればよいのかわからない
・近隣住民から苦情が寄せられ、ご家族だけでは対応が難しい
・お子さんが引きこもりや不登校の状態にあり、今後の見通しが立たない
・認知症による徘徊があり、警察に繰り返し保護されている
・自宅がいわゆる「ゴミ屋敷」の状態で、訪問してもらえるのか不安がある
・経済的な事情があり、診療を受けられるかわからない
ご本人やご家族が抱えているお困りごとに、一つひとつ真摯に向き合います。
「このような状況でも診てもらえるだろうか」と迷われている場合も、
まずは関係機関を通じてご相談ください。
院長 芳賀高浩
千葉大学医学部卒業
医学博士
資格
・精神科専門医
・精神保健指定医
・総合内科専門医
・呼吸器専門医・指導医
経歴
東京厚生年金病院にて初期臨床研修を修了後、
千葉大学呼吸器内科に入局しました。
その後、浜松医療センター、千葉大学医学部附属病院、
玉川病院などに勤務し、
約10年間にわたり内科医として診療に従事しました。
その後、東京都立松沢病院にて精神科の後期研修を行い、
約3年間勤務しました。
内科と精神科の両方の経験を生かし、
精神疾患のある方の身体合併症についても診療と研究を重ねてきました。
東京都立松沢病院勤務後は、
関東労災病院精神科部長として赴任しました。
アスリートのメンタルケアにも力を入れ、
日本で初めて「スポーツメンタル科」を立ち上げました。
精神面だけでなく、身体面も含めて患者さんの力になりたいという思いから、
令和4年4月にクリニック中野を開設しました。
現在は、中野区および杉並区において、
訪問診療に従事しています。
訪問診療の流れ
1. ご準備(できれば)
-
可能であれば、健康保険証をご用意ください。
-
生活保護を受給されている方は、事前に担当のケースワーカーへご相談ください。訪問診療の利用が可能であることを確認したうえで、訪問を開始します。
-
保険証が現在お手元にない場合でも、診療できることがあります。診療後に保険診療へ移行できるよう、必要な手続きを調整します。
-
自立支援医療制度にも対応しています。所得に応じて医療費の自己負担が軽減される制度であるため、対象となる方には積極的に利用をご案内しています。
2. 初回のご予約
-
お電話で、初回の訪問日をご相談ください。
-
現在、診療体制の都合により、原則として医療機関、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、ケアマネジャー、行政機関など、関係機関からのご紹介が必要です。
-
関係機関からのご紹介がない場合は、申し訳ありませんが、現在のところ診療をお受けしておりません。
-
初回の訪問時には、全身状態を把握するため、可能であれば採血を行います。ただし、採血は必須ではありません。ご本人の状態やご希望を確認しながら判断します。
3. 継続的な診療
-
初回診療後は、原則として1~2週間に1回の頻度で訪問します。
-
訪問頻度は、症状や生活状況、ご本人・ご家族のご希望などに応じて調整します。
-
内服薬による治療、持効性注射剤による治療、精神療法、生活環境の調整、関係機関との連携などを組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせた治療を行います。
4. 費用の目安
-
健康保険、自立支援医療、障害者医療費助成制度などをご利用いただくことで、自己負担額は月額最大でおよそ1万円程度が目安となります。
-
所得や利用できる制度によっては、自己負担額が0円となる場合もあります。
-
具体的な自己負担額は、加入している健康保険の種類、公費負担医療制度の利用状況、自治体の取り扱いなどによって異なります。詳しくはお問い合わせください。
よくある質問
Q.保険証が手元にありません。すぐに診てもらえますか?
A.保険証がない場合でも、状況によっては診療が可能です。診療後に保険診療へ移行できるよう、必要な手続きについても調整します。
Q.生活保護を受給しています。どのような手続きが必要ですか?
A.まずは、担当のケースワーカーへご相談ください。訪問診療の利用が可能であることを確認できましたら、訪問を開始します。
Q.自立支援医療制度は利用できますか?
A.利用できます。自立支援医療制度は、精神科の継続的な治療にかかる自己負担を軽減するための制度です。対象となる方には、制度のご案内や申請に必要な手続きのお手伝いをしています。
Q.どの地域まで訪問してもらえますか?
A.中野区および杉並区の全域に訪問しています。申し訳ありませんが、現在はほかの地域への訪問には対応していません。
Q.オンライン診療や外来診療は行っていますか?
A.申し訳ありませんが、当院は訪問診療専門のクリニックのため、オンライン診療および外来診療には対応していません。
Q.本人が診療を拒否しています。それでも相談できますか?
A.ご本人が診療を拒否している場合でも、まずは関係機関を通じてご相談ください。病状や生活状況、ご家族の困りごとなどを確認し、どのような支援が可能かを一緒に検討します。
公式チャンネル
2023年5月18日から、YouTubeでの情報発信を続けています。
当院の公式チャンネル「精神科医 芳賀高浩」では、
日々の診療現場で得た知見をもとに、精神医学について、
やさしく実践的に解説しています。
精神疾患の理解、薬の使い方、ご家族の関わり方、
日常生活で実践できるセルフケアなど、
生活に役立つテーマをわかりやすくお届けしています。
SNSフォロワー数
YouTubeチャンネル登録者数 77,071人
TikTokフォロワー数 58,899人
Instagramフォロワー数 24,118人
SNS総フォロワー数 160,088人
15万人を超える方にフォローしていただいています。
※フォロワー数は2026年6月4日時点です。
専門的な内容をできるだけわかりやすく、実際の生活に役立つ形で伝えることを大切にしています。

2025年8月27日発売
「死にたい」という気持ちを抱えている方。
生きていることに疲れてしまった方。
そのような方を支えているご家族や支援者の方。
本書は、そうした方々に向けて、
当院院長が思いを込めて書き上げた一冊です。
おかげさまで4回の重版となり、現在も好評発売中です。
Amazon、楽天ブックス、紀伊國屋書店をはじめ、
各オンライン書店および大型書店でご購入いただけます。
著書

2026年3月24日連載開始
『ヤングチャンピオン』にて、
毎月第4火曜日掲載
原作 草下シンヤ
漫画 藤村緋二
医療監修 芳賀高浩
実際の精神科訪問診療の現場をもとに、
その難しさや緊張感、患者さんやご家族との関わりを
リアルに描いた作品です。
訪問診療がどのような医療なのかを知っていただくうえで、
一つの参考になる作品だと思います。
監修漫画


取材動画
街録ch
~あなたの人生、教えてください~
2024年10月17日公開
登録者数185万人を超えるYouTubeチャンネル
「街録ch」から取材を受けました。
印象の強いサムネイルとなっていますが、
実際に訪問診療へ同行していただき、
精神科訪問診療の現場を丁寧に取り上げていただきました。
訪問診療の実際を知っていただくための参考として、ぜひご覧ください。

学術論文
Risk factors for pneumonia in patients with schizophrenia
Haga T, Ito K, Sakashita K, Iguchi M, Ono M, Tatsumi K.
Neuropsychopharmacol Rep. 2018 Dec; 38(4): 204-209.
統合失調症の患者さんが肺炎を発症するリスクについて検討した論文です。抗精神病薬の使用によって肺炎のリスクがどの程度上昇するのかを定量的に評価しました。
Risk Factors for Death from Psychiatric Hospital-acquired Pneumonia
Haga T, Ito K, Sakashita K, Iguchi M, Ono M, Tatsumi K.
Intern Med. 2018 Sep; 57(17): 2473-2478.
精神科病院に入院中に肺炎を発症した患者さんについて、死亡につながるリスク因子を明らかにした研究です。精神科病院における肺炎診療の課題を、内科医にも広く知ってもらう意義のある論文になったと考えています。
Novel clinical scoring system to identify patients with pneumothorax with suspicion for Birt-Hogg-Dubé syndrome
Ebana H, Mizobuchi T, Kurihara M, Kobayashi E, Haga T, Okamoto S, Takahashi K, Seyama K.
Respirology. 2018 Apr; 23(4): 414-418.
Birt-Hogg-Dubé症候群という希少疾患を、どのような気胸の患者さんで疑うべきかを検討した研究です。呼吸器外科医の江花先生を中心として行われました。
Underweight and hypoalbuminemia as risk indicators for mortality among psychiatric patients with medical comorbidities
Haga T, Ito K, Ono M, Maruyama J, Iguchi M, Suzuki H, Hayashi E, Sakashita K, Nagao T, Ikemoto S, Okaniwa A, Kitami M, Inuo E, Tatsumi K.
Psychiatry Clin Neurosci. 2017 Dec; 71(12): 807-812.
東京都立松沢病院へ転職した後、初めて発表した論文です。精神疾患のある患者さんが身体疾患を発症した際、低体重と低アルブミン血症、すなわち低栄養の状態が、死亡リスクを高める重要な要因であることを明らかにしました。
A Prospective Analysis of the Efficacy and Complications Associated With Deep Sedation With Midazolam During Fiberoptic Bronchoscopy
Haga T, Fukuoka M, Morita M, Cho K, Tatsumi K.
J Bronchology Interv Pulmonol. 2016 Apr; 23(2): 106-111.
気管支鏡検査において、ミダゾラムを用いた十分な鎮静が有用であることを、前向き研究によって検討した論文です。規模は大きくありませんが、大規模研究と同様の研究手法を用いたことで、その後の研究活動につながる貴重な経験となりました。
Complications of Fiberoptic Bronchoscopy in Very Elderly Adults
Haga T, Cho K, Nakagawa A, Takagiwa J, Arakawa S, Sakamoto Y, Kichikawa Y, Nakamori Y, Tatsumi K.
J Am Geriatr Soc. 2016 Mar; 64(3): 676-677.
非常に高齢の患者さんに対する気管支鏡検査の合併症を、多施設共同の前向き研究として検討した論文です。多くの施設と協力して研究を行うことができ、非常に有意義な経験となりました。
Computed Tomography for the Diagnosis and Evaluation of the Severity of Community-acquired Pneumonia in the Elderly
Haga T, Fukuoka M, Morita M, Cho K, Tatsumi K.
Intern Med. 2016; 55(5): 437-441.
高齢者の市中肺炎において、CT検査が診断および重症度の評価に有用であることを示した研究です。入院を必要とする重症例では、CTによる評価を積極的に検討してもよいのではないかと結論づけました。
Radiographic evaluation of nursing- and healthcare-associated pneumonia
Haga T, Fukuoka M, Morita M, Cho K, Tatsumi K.
Geriatr Gerontol Int. 2017 Jan; 17(1): 41-47.
高齢者施設などで発症する医療・介護関連肺炎について、画像検査の有用性を比較した論文です。
Clinical characteristics of catamenial and non-catamenial thoracic endometriosis-related pneumothorax
Fukuoka M, Kurihara M, Haga T, Ebana H, Kataoka H, Mizobuchi T, Tatsumi K.
Respirology. 2015 Nov; 20(8): 1272-1276.
月経随伴性気胸と胸腔内子宮内膜症関連気胸という、二つの病態の関係について検討した研究です。呼吸器内科医の福岡先生の学位論文でもあります。
Indications and complications associated with fiberoptic bronchoscopy in very elderly adults
Haga T, Fukuoka M, Morita M, Cho K, Tatsumi K.
J Am Geriatr Soc. 2014 Sep; 62(9): 1803-1805.
高齢者に対する気管支鏡検査の適応と合併症について検討した論文です。この研究が掲載されたことをきっかけに、その後の多施設共同前向き研究へと発展しました。
Thoracic endometriosis-related pneumothorax distinguished from primary spontaneous pneumothorax in females
Haga T, Kataoka H, Ebana H, Otsuji M, Seyama K, Tatsumi K, Kurihara M.
Lung. 2014 Aug; 192(4): 583-587.
院長の学位論文です。胸腔内子宮内膜症関連気胸の臨床的な特徴をまとめました。
順天堂大学の瀬山先生にもご指導いただき、この論文以降、千葉大学呼吸器内科教授の巽先生に研究論文をご指導いただくようになりました。現在の研究活動につながる、大変思い入れのある論文です。
Immunohistochemical analysis of thoracic endometriosis
Haga T, Kumasaka T, Kurihara M, Kataoka H, Miura M.
Pathol Int. 2013 Sep; 63(9): 429-434.
胸腔内子宮内膜症の病理学的特徴を、免疫組織化学的な手法を用いて検討した論文です。
夜間に検査室で標本を特殊染色し、顕微鏡による観察を重ねながら、長い時間をかけてまとめました。病理医の熊坂先生にご指導いただき、専門誌の巻頭でも紹介された、特に思い入れの深い研究です。
Spontaneous pneumothorax with persistent air leakage and invasive procedures
Haga T, Kurihara M, Kataoka H.
Intern Med. 2013; 52(19): 2189-2192.
自然気胸の患者さんのうち、どのような症例で空気漏れが長く続き、治療が難しくなるのかを検討した、臨床的な研究です。
空気漏れを最初に評価することの多い内科医にとっても、参考になる内容だと考えています。
Risk for re-expansion pulmonary edema following spontaneous pneumothorax
Haga T, Kurihara M, Kataoka H.
Surg Today. 2014 Oct; 44(10): 1823-1827.
気胸の治療後に起こることがある、再膨張性肺水腫のリスク因子を明らかにした研究です。
再膨張性肺水腫は、場合によっては生命に関わる重篤な病態です。治療を急ぐだけではなく、安全性にも十分配慮してほしいというメッセージを込めました。
Clinical-pathological findings of catamenial pneumothorax: comparison between recurrent cases and non-recurrent cases
Haga T, Kurihara M, Kataoka H, Ebana H.
Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2014; 20(3): 202-206.
月経随伴性気胸について、再発した症例と再発しなかった症例の臨床的・病理学的特徴を比較した論文です。
研究活動を始めた初期の論文であり、さまざまな研究経験を積むうえで重要な一歩となりました。
Influence of weather conditions on the onset of primary spontaneous pneumothorax: positive association with decreased atmospheric pressure
Haga T, Kurihara M, Kataoka H, Ebana H.
Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2013; 19(3): 212-215.
自然気胸の発症と気象条件との関係を検討し、気圧の低下と発症に関連があることを示した研究です。
呼吸器外科医であり、大学バスケットボール部の先輩でもある栗原先生にご指導いただきました。その後、多くの論文を発表していく出発点となった、思い入れのある論文です。
